なぜ外国人労働者が郵便配達員になれないのか
昨日NHKの「夢をつかみにきたけれど ルポ・外国人労働者150万人時代」という放送を見て悲しくなった。
ベトナムから夢を抱いて来日した若者達が、事前に語られていたほど日本で稼げず、危険な仕事をして事故死したり、夢破れて自殺したりするドキュメンタリーだった。
そもそも論としては、ベトナムから日本に送り込む業者がいけないような気がする。
日本で数年稼げばベトナムに家が建つなどの甘言で100万円近くの借金を追わせて日本に送り込む。
日本語学校は日本語を教える気がほとんどなくて、日々学費を稼ぐだめにバイトに追われる日々。
きちんと就職しても1日15時間労働月20日働いても月収は8万円ほどという地獄の日々。
これでは、違法行為に手を染めるって・・・。あまりにも悲しい。
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塗装業や建築現場や自動車整備ではなく、郵便配達のほうが稼げる気がするのだが、これが難しいんだよなぁ・・・。
まず最大にして最強の難関が住所や名前の漢字だろう。
これをしっかり間違いなく正確に読めなくては配達ができないのだ。
郵便配達員とはいうものの、実態は局内で郵便物を正確に配達順に組み立てる作業がかなり大事なので、それが出来ないと郵便配達員としては失格。
ベトナム人や欧米人ではちょっと無理だろうと思う。
我々日本人だって、
「東京都埼玉市神奈川区千葉町5-2-14」と書いてあればチラッと見ただけで読めるだろうが、これが
「chiba-cho 5-2-14 saitama-shi kanagawa-ku Tokyo-to 」と書いてあったらどうだろう。チラっと見て正確に読めるだろうか?
それほど幼少期から慣れ親しんだ文字って大事なんだよなぁ・・・。
たとえ道順組み立てを誰か他の人にやってもらっても、現場でもう一度どのポストに入れるのか再確認するわけで、それが立ち止まって一枚一枚確認していたら、とんでもない時間がかかってしまう。
たぶん、この漢字問題があるから外国人の郵便配達員はいないんだと思う。
もちろん、小学生の頃から日本の教育を受けているなら大丈夫だろうが、20歳ぐらいで来日してそこから日本語のひらがな、カタカナ、漢字を覚えるのは相当時間がかかりそう。
そういえば、年賀状のバイトで中国人のおばさんが来たことがあるのだけど、その人はしっかり仕事が出来ていた。
やっぱり漢字難しいよ・・・俺だって今でも見間違うしね・・・。
今治タオルの件もあったけど、外国人労働者をどうしていくのか、ニッポンはきちんと考えないとね・・・。
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