郵便配達のバイト(アソシエイト社員)でして

50代のオッサン。10年前に日本郵便(JP)集配営業部へ期間雇用社員(バイト)として入社。雨の日も晴れの日も配達している。

郵便配達の一日

関東のとある大きな郵便局の集配営業部に勤める私の平日の一日です。

 

7時30~40分頃出社。着替えてタバコ吸って7時50分頃仕事場へ向かう。就業開始時刻は8時だが、あまり早く行っても怒られるし、7時59分に仕事を始めても怒られる。手紙やハガキなど郵便物に触ることは一切禁止だ。とりあえず、ゴミ掃除とかして、8時になるのを待つ。

 

8時になったら、携帯端末に就業開始を入力し、すぐに体操。郵便体操という郵便局独特の体操があるのでそれをみんなで一斉に行う。声を出さないと怒られる。

 

体操が終わったら、その日配る郵便の中でも大型の郵便と機械で区分できなかった定形の郵便(一般的な手紙やハガキ)を班のみんなで仕分ける。

 

書留やレターパックなどもこの時間帯で仕分ける。書留はかなり大事なものなので、他の郵便と一緒にならないよう注意して、本数などを数える。

 

その後、道順組み立てをする。道順組み立ては配達の行く順番に配れるように郵便ブツを並べ直す作業。この時にその番地に実際に住んでいるかどうかの居住確認なども行う。転送依頼が出ている郵便には転送シールを貼るなどの作業も。ここで組み立てを間違えると誤配になってしまう。現地のお宅の受箱投函前にも名前と住所を確認しろと言われているが、どうしても外では疎かになるので。道順組み立ては超大事な作業です。

 

道順組み立てをしている間にバイクの鍵の交付、バイクの点検なども行う(うちの局はバイクの点検しない日も・・・)。

 

私の場合は上記の作業が終わるのがだいたい10時頃。そして、バイクに乗って配達に行く。

 

外に出たら後はいつもの流れで配達。午前指定の郵便があれば必ず12時までにお届けできるように、道順を考える。完全投函といって、受箱からはみ出さないようにしっかりと郵便物を押し込む。マンションなどの大型受箱では、音を立ててテンポ良く配達できるのがちょっと快感。

 

だいたい12時15分頃に配達が終わったら、局へ戻る。12時30分が午前の就業終了時刻。書留の中間査数をカウントし、お昼休み。

 

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12時30分~13時30分までの昼休みは自宅から持っていったお弁当を食べたり、食堂で食事したり。基本的には外に出ることはない。また、配達中は外でメシを食べてはいけないことになっている(自販機でジュースを買って飲むぐらいはOK)。

 

13時30分になったら、午後の道順組み立て作業。日によって大きく作業量が異なるのだけど、だいたい15時ぐらいまでに終わらせて、午後の配達へ出る。

 

就業終了は16時45分だけど、15時出発の日はなかなかその前に帰って来られない。16時30分頃、戻ってきたら、書留の返納や、その日の郵便の転送作業やカンプ作業(宛先に人が住んでいないものを差出人に戻す作業)などをして、お客さんから預かった郵便物などを出して、バイクの鍵を返して、明日の準備をして、終了。だいたい局に着いてから30分はかかる。

 

16時45分に終了したら、後は着替えて帰るだけ。ウダウダと局内に残っていると怒られるので早めに帰ろう。

    

ちなみに、郵便局は労働時間の管理にはかなりうるさい。そもそも徹夜して仕事を終らせるというような種類の仕事ではなく、朝ドカンとした郵便物を夜までに全部配達すれば終了のお仕事なので、郵便物が少なければ早く帰れるし、多ければ多少は残業する。

 

労働組合も強いようで、残業した分はきっちり残業代が出る。超ホワイトです。