レターパックプラスと簡易書留の安全性の違い
なんとなくネットで配達関係の記事を見ていたら、簡易書留とレターパックプラスどっちがいいの?的なQ&Aをチラホラと見掛けた。
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簡易書留もレターパックプラスはどちらも郵便屋と受け取る人が対面して渡すので安全性に違いはなさそうだし、料金もそんなに差がないので郵便局に行かなくてもポストへ投函できるレターパックプラスの方が楽でいいよ、みたいな回答が多いのだが、現場の声としてはちょっと違う。
簡易書留とレターパックプラスは日本郵便としては重要性が全然違うのだ。
到着の安全性で言えば、圧倒的に簡易書留>>>>>レターパックプラスなんである。
なぜって、もしも書留の不着や誤配が発生したら大問題で、社員もバイトも降格や減給の対象。万が一書留の紛失などがあったら、局を挙げての大騒ぎで、その班全員でなくなった書留を探し回る。誤配する可能性のある家にピンポンして聞きまくり、配達途中の道に落ちていないか夜になっても懐中電灯片手に探しまわり、誰か盗んでいないか隠していないか、ロッカールームも全部点検。普段厳しい残業もぶっちぎって探しに探し回るぐらいの大騒動。翌日からは局内で朝から緊急全員参加のミーティングが開催され、局にいる全員を対象に捜査して書留を探しまくるというあんばい。
それぐらい書留は郵便局にとって大事に扱っていることを知ってほしい。
だから、めったに簡易書留の紛失や誤配はない。もしもあったらこのように大騒ぎになるのを知っているので細心の注意を払って配達している。
一方レターパックプラスはまぁ、レターパックライトよりは大事だし、一応速達扱いなんで、なる早に配達しまっせーという感じ。もちろん、他の一般郵便よりは大事に扱うが、書留との安全性は雲泥の差。
というわけで、郵便局に行かないといけないので面倒な簡易書留だけど、間違いなく絶対に届けたい!という超大事な郵便は簡易書留で出した方がいいです。
ただし、急いで届けたい場合はレターパックプラスの方がいい。レターパックプラスは速達扱いなので、到着したら即座に配達しなくてはならないが、簡易書留はそこまで急いで配達しなくてはならないわけではないので。
安全性とスピードの両立を目指すなら「簡易書留+速達」が最強だと思う。その分料金はお高くなるが。
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